中古電動アシスト自転車を買うときの注意ポイント
中古電動アシスト自転車を買うときの注意したいポイントをまとめました。普通の自転車とはちょっと違う、電動アシスト自転車ならではのチェックポイントがあります。
公開日: 2021.2.2
バッテリーの磨耗状態
中古電動アシスト自転車を買うなら絶対にチェックしなくてはならないのがバッテリーの状態です。
電動アシスト自転車の交換用バッテリーは、新品だと数万円することがほとんどなので、バッテリーの状態が悪い場合はバッテリー交換費用がかかって、最悪、新車で買うのと同じくらい費用がかかってしまう可能性があります。
パナソニックやヤマハの電動アシスト自転車用バッテリーは、中身を互換品に変えたものも販売されていますが、バッテリーの品質を考えたら新品を買うのがベストです。
ブレーキの状態
電動アシスト自転車の場合、前ブレーキがリムブレーキ、後ブレーキがドラムブレーキというケースが多いですが、注意したいのは後ブレーキがドラムブレーキです。
電動アシスト自転車はペダルで回すクランクにモーターが入っていて、チェーンも含めたドライブトレインが簡単に分解できない構造になっているため、知識がない状態で交換しようとすると、最悪モーター部分を壊してしまう可能性があります。
自転車屋さんにお願いすると、交換パーツ + 工賃で数千円ほどかかることもあるので、その点を注意しましょう。
タイヤの減り
タイヤの溝が減っていたり、ビートと呼ばれる側面部分が割れている場合は、タイヤが劣化してパンクしやすくなっているため、タイヤの交換が必要です。
シティサイクルタイプの電動アシスト自転車であれば、タイヤの値段もそこまで高くありませんが、子供乗せタイプの電動アシスト自転車の場合、太いタイヤを採用しているため、そこそこ値段がかかります。
BAA認定マーク
電動アシスト自転車は、普通のシティサイクルよりも速度を出しやすいので、ちょっとした整備不良が大事故につながりかねません。
事故を防ぐためにも、BAA認定マークを付与できる認定整備士に整備してもらうのがベストです。中古自転車ショップの場合はBAA認定整備をしてくれるところがほとんどなので、BAA認定マークを追加で注文しましょう。
オークションやフリマで購入した場合は、BAA認定マークの有無と期限を確認して、おおよそどれくらい期間が立っているかを確認しましょう。なお、BAA認定マークの期限は1年です。
中古電動アシスト自転車を買うときの注意したいポイントをみてきました。
電動アシスト自転車は、普通の自転車よりも構造的に複雑で、値段もどうしても高くなってしまうため、中古で失敗しないためにも、今回挙げたポイントはしっかりとチェックしてください。