Eバイクのバッテリーの充電頻度はどれくらい?
普段使いをした時に、Eバイクのバッテリーの充電頻度はどれくらいになるのでしょうか?Eバイクのバッテリー寿命とも密接に関係してくる、充電頻度についてまとめました。
公開日: 2021.7.20
Eバイクのスペックと日々の走行距離で充電頻度がわかる
Eバイクで電動アシスト走行できる距離は、バッテリー容量やユニット、車体重量などで決まってくるため、一概に言えませんが、スペック上の電動アシスト走行距離と、日々の走行距離から概ね充電頻度を算出することができます。
例えば、PanasonicのEバイク・ジェッターの場合、バッテリー容量12.0Ahでオートモードでの走行距離は54kmとされているため、通勤・通学などで使う場合は下記のようになります。
距離(片道) | 充電頻度 |
---|---|
1km | 1ヶ月に1回程度 |
3km | 10日に1回程度 |
10km | 2日に1回程度 |
駅までの往復程度なら、1ヶ月に一回程度になりますが、片道10kmほどを通勤・通学するとなると2日に1回程度とかなりの頻度になります。
Eバイクを屋内に保管する場合は良いですが、2日に1回の充電となると、意外と面倒に感じるかもしれません。
充電頻度とバッテリー寿命の関係性
充電頻度は、Eバイクの生命線でもあるバッテリーの寿命にも影響します。
Eバイクのバッテリーの寿命は、満充電回数700回を超えると半分ほどになると言われているため、10kmを超える通勤・通学の場合は5年ほどでバッテリーが半分まで劣化する可能性があります。
一方で、駅までなどの1kmほどであれば充電頻度が低いため、理論上は10年以上バッテリーが持つことになります。
小さいバッテリーはデメリットが多い
大きめのバッテリーを搭載するシティサイクルタイプに対して、ミニベロタイプなどの小型Eバイクの場合、バッテリー容量が小さい分、車体価格が安いモデルが多くあります。
どちらが良いかは使い方にもよりますが、バッテリーの充電頻度と寿命を考えると大きいバッテリーを搭載したEバイクの方がコスパが高くなる傾向にあります。
バッテリー容量が少ないEバイクは1回の充電で走れる距離が短くなるため、同じ走り方をしていてもどうしても充電回数が増えてしまいます。充電回数が増えると、バッテリーの劣化につながるため、バッテリー寿命は短くなります。
Eバイクの交換用バッテリーは4万円ほどすることが多いため、新車で購入時の値段が4万円未満なら、バッテリー容量が大きいEバイクを選んだ方が「充電回数が少ない」ことがメリットになります。
ベストは「大きいバッテリー」でアシスト走行距離が長いEバイク
ここまで見てきた通り、Eバイクのバッテリー充電頻度は、ライドやメンテナンスの快適性だけでなく、バッテリー寿命にも影響するため、Eバイク選びの中では意外と重要なポイントです。
その観点で見ると、Eバイクは「大きいバッテリーを積んでアシスト走行距離が長い」を選ぶのがベストです。
例えば、ブリヂストンのEバイク「TB1e」は、14.3Ahのバッテリーを搭載し、オートモードでの走行距離が90kmもあります。先程のPanasonicのEバイク・ジェッターと比較して、走行距離は約倍になるので、バッテリーの充電頻度が半分、寿命は倍になる計算です。
バッテリー容量とアシスト距離は走りだけでなく、快適性や寿命にも大きく関係してくることがわかりますね。