激安電動アシスト自転車を買ってはダメな「5つの理由」
ネット通販やフリマに溢れるようになってきた激安電動アシスト自転車。値段は魅力的ですが、非常にリスクのある電動アシスト自転車です。今回は、激安電動アシスト自転車を買ってはダメな「5つの理由」を解説します。
公開日: 2024.7.30
安全性への懸念がある
ここ数年で電動アシスト自転車はニーズが高まっていることもあり、価格競争が激しくなっています。とはいえ、電動アシスト自転車の製造コスト自体が大幅に下がると言うことはあまりないため、極端に安い電動アシスト自転車は、どこかで安いパーツを使って価格を下げているケースがほとんどです。
激安電動アシスト自転車の安全性で懸念されるのが、
- ブレーキ性能やフレームの強度不足による事故リスク
- バッテリーの品質低下による発火の危険性
この二つでしょう。特に怖いのがバッテリーで、海外では「駐輪していただけで爆発した」と言うケースもよくあるため、信頼できるメーカーのバッテリーを搭載しているかが非常に重要になります。
耐久性のリスクがある
価格が安い電動アシスト自転車は、パーツやフレームの品質が低いことが多く、それが理由で耐久性が低いことがあります。
耐久性の低いパーツで作れられていると、頻繁に故障したり部品交換の必要性が出てきますし、交換用パーツが入手できなければ破棄することになります。
そうなると、安いがために電動アシスト自転車が自体が短寿命になってしまい、結果的にコスパが悪くなります。
サポート体制が悪い・もしくはない
激安電動アシスト自転車は、海外メーカーのOEMを自社ブランド名にしただけものがのほとんどです。中には、製造自体には全く関与していないケースもあり、例えば、で他メーカーの電動アシスト自転車を、素人が副業Webサイトやフリマでの「製品名」だけ変えて、転売をしているケースもあります。
そのため、自社で保証をするだけの体力やサポート体制がないことが多く、
- 保証期間が極端に短い(初期不良一週間のみなど)
- 保証対象外の部品が多い
- 修理対応が遅延したり、部品の供給が困難な場合がある
と言うケースが多々あります。
こうしたケースでは保証を受けられないだけでなく、修理もできず、町の自転車屋さんでも修理パーツが入手できないため、すぐに壊れて「高い粗大ゴミを買っただけ」となるのもよくあることです。
性能の不安定な製品が多い
激安電動アシスト自転車は、そもそも品質管理ができていないメースが多いため、性能が不安定なケースを散見します。ネット上のレビューで「非常に評価が高い」と「非常に評価が低い」が同数くらいある激安電動アシスト自転車が多いのはそのためです。
激安電動アシスト自転車では、「買った瞬間は安くて良いレビュー」がされますが、その後使っているうちに故障して「非常に悪いレビュー」がつくことが多いため、ハズレを引いたらおしまいです。
また、耐久性が低いため、最初のうちは良くても、次第に性能が落ちるケースがあります。顕著なのがバッテリーで、性能が悪いとバッテリーがすぐに劣化してアシストパワーが出なくなります。アシストパワーが出ないと電動アシスト自転車は「ただの重い自転車」になってしまいます。
再販価値が低い
電動アシスト自転車は、中古なでの買取価格が非常に低い、もしくは買取をしてもらえない傾向にあります。買取側も「いつ故障するかわからない」製品を買い取りたくはないですから、仕方ないことです。
大手メーカーの電動アシスト自転車であれば、製造年が近く状態が良ければ定価の70%ほどで買取されることもありますが、激安電動アシスト自転車は買った瞬間に再販価値はほぼ0になると思っておいた方が良いでしょう。