Eバイク・電動アシスト自転車のサイズ選び
Eバイク・電動アシスト自転車を買う際は、実はサイズ選びが非常に重要です。今回は、身長や用途からどんなサイズのEバイク・電動アシスト自転車を選べば良いのかをまとめました。
公開日: 2021.8.4
身長から選ぶのがベスト
自転車選びでは「自分の身体に合ったサイズの自転車を選ぶこと重要」と言われます。これはEバイク・電動アシスト自転車でも同じです。
大きすぎる自転車は取り回しができませんし、小さすぎる自転車はクランクを回す力をしっかりと自転車に伝えることが出来ないため、余計な力が必要になってしまいがちです。
身体に合った自転車という意味では、大人であれば、6インチのシティサイクルサイズのEバイク・電動アシスト自転車を選ぶのがベスト。スポーツバイクに乗り慣れている方は、eロードやeMTBという選択肢もアリです。
身長があまり高くない女性なら、ミニベロなどのタイヤサイズが20インチクラスのEバイク・電動アシスト自転車を選ぶと、無理なく走ることが出来ます。
ミニベロ・小径車に注意しよう
Eバイク・電動アシスト自転車で注意したいのは「小さすぎる自転車」です。
小径車は重心が下になるため取り回しがしやすく、スマートな見た目になるため、Eバイク・電動アシスト自転車でも人気ですが、パワーをしっかりと伝えるという意味では良い選択肢とは言えません。
というのも、16インチ、14インチサイズになると、クランクを1回転させて進める距離が26インチ自転車と比較しておおよそ半分になってしまうので、同じ距離を走るにも倍の回数クランクを回す必要が出てきてしまうからです。
ミニベロタイプを選ぶのであれば、最低でも20インチサイズを選ぶようにしましょう。
しっかりと跨げるかもチェックしよう
自転車は一度走り出してしまえば、転倒するリスクは比較的小さい乗り物です。自転車で転倒しやすいのは、
- 発進
- 停車
- 取り回し(駐輪など)
で、その際は足でしっかりとEバイク・電動アシスト自転車を支えられるかがポイントです。Eバイク・電動アシスト自転車は車体重量が20kgほどあることが多く、普通の自転車よりも重いので転倒しやすくなります。
しっかりと跨いで発進・停車ができるか?、手で押して取り回しができるかもチェックしましょう。
用途から選ぶ方法
通勤・通学に使うなら
Eバイク・電動アシスト自転車を通勤・通学に使う場合は、収納力が重要になります。バッグなどを収納できるカゴがあるタイプの自転車を選びましょう。収納力があるEバイク・電動アシスト自転車となると、必然的にシティサイクルタイプが多めになってきますが、最近ではミニベロタイプでも独自のカゴをラインアップするメーカーが増えてきているので、オプションもしっかりチェックしましょう。
女性の場合は、通勤・通学時の服装がスカートだと、跨ぐ際に引っかかったり、ホイールに巻き込んだりする危険性があるので、サドルから車輪までの距離が小径車の方が安全です。
買い物などの普段使いなら
Eバイク・電動アシスト自転車はモーターでパワーアシストするため、重い荷物を運ぶのに最適な自転車です。
しかし、自転車は自動車などと比較してそこまで積載力がない乗り物なので、大きめのカゴを前後につけられるモデルを選びましょう。前後に2台をつけられるのはシティサイクルタイプが多いですが、最近ではシートポストに」取り付けタイプのリアキャリアも登場しているので、クロスバイクタイプでもOKです。
子供を乗せるなら
電動アシスト自転車というと、前後に子供を乗せた20インチのママチャリというイメージの方も多いかと思いますが、あのスタイルが人気なのには訳があります。
まず、前後に子供を乗せると車重が30kgくらいプラスされるため、車輪が大きい自転車だと取り回しにかなりの力が必要です。力に自身のない女性だと、子供を乗せたまま自転車を倒してしまうでしょう。20インチクラスの電動アシスト自転車であれば、重心が低いため、比較的取り回しが楽になります。
万が一の転倒時のリスクという意味でも、20インチクラスは子供が乗る高さが低くなるので転倒時に頭を打ったりするリスクが小さくなります。
サイクリングなどに使うなら
Eバイク・電動アシスト自転車でサイクリングを楽しむのであれば、クロスバイクタイプやeロード、eMTBがオススメ。
ロードバイクがベースとなるeロードは、長距離をなるべく少ない力で走ることを目的としているため、平坦なサイクリングにピッタリです。
一方で、急な勾配の山道を走るような場合はeMTBがベスト。砂利道などにも対応できるタイヤを装備しているので、悪路でもパンクのリスクを気にせず電動アシストの力を借りてスイスイ走れるのは快感です。
街乗りとサイクリングを併用したいならクロスバイクタイプもおすすめ。普段使いの時はリアキャリアをつけて、サイクリングの時だけ外すという形にすれば、どちらも快適になります。
Eバイク・電動アシスト自転車のサイズ選び方まとめ
まずは身長と対応サイズを見てみましょう。
身長 | 14インチ | 16インチ | 20インチ | 26インチ | 27インチ |
---|---|---|---|---|---|
145-154cm | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ |
155-164cm | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
165-174cm | x | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
175cm以上 | x | x | △ | ◎ | ◎ |
あくまで目安ですが、身体にフィットするという観点からするとこのようになります。
続いて、用途で見てみましょう。
身長 | 14インチ | 16インチ | 20インチ | 26インチ | 27インチ |
---|---|---|---|---|---|
通勤・通学 | △ | △ | ◎ | ◎ | △ |
買い物 | △ | △ | ◎ | ◎ | △ |
子供乗せ | x | x | ◎ | △ | x |
サイクリング | x | x | △ | ◎ | ◎ |
用途によって、かなり違いがあることがわかります。特に、子供乗せの場合は、子供の命にも関わってくるので、しっかりとサイズを選ぶようにしたいところです。