車重が重くパンクリスクがあるから
車重が重く、シティサイクルタイプなら20km前後、子供乗せタイプだと30kgを超えるモデルもあります。
車重が重いということは、タイヤにかかる力も強いため、しっかりと空気を入れておかないと段差などでタイヤが潰れて、パンクの原因になります。
特に子供乗せ自転車の場合は、前後で乗せると20kg以上車重が増えることもあるため、しっかりとタイヤに空気を入れないとパンクしやすくなってしまいます。
タイヤ転がり抵抗がアシスト距離に影響するから
タイヤの転がり抵抗は、タイヤがたわむことでエネルギーロスをしてしまう現象です。タイヤの空気圧が低すぎると、回転の度にタイヤが大きくたわんでしまうため、エネルギーロスが大きくなります。
走行時、タイヤは回転しているので「たわむ」→「元の形状に戻る」という動きを繰り返します。転がり抵抗とは、そういった動きによって走行に必要なエネルギーを熱として浪費してしまうことを指します。
ロスが大きいということは、電動アシストをする距離にも影響してきます。ロスするのは数%かもしれませんが、アシスト走行距離が100kmの電動アシスト自転車で言えば数km分アシスト距離 が短くなるということです。
ただし、空気圧が高すぎるのもよくないと言われています。空気圧が高すぎると、路面の凹凸に反応して車体がバウンドしてしまうため、ペダリングのエネルギーを適切伝えることができないためです。
押して歩くのが辛いから
電動アシスト自転車は、アシストが効いている時は快適に走行できますが、アシストが切れると途端にすごく重い自転車になってしまいます。
想定よりもバッテリーが早く切れたり、空気が入っていなくてパンクしてしまったら、自転車屋さんや自宅までは20km以上の自転車を押して帰ることになります。
平坦な道ならまだ良いですが、アシストのない電動アシスト自転車で登る坂道は想像以上に地獄です。そういうことにならないように、空気はしっかりと入れましょう。
タイヤの寿命が伸びるから
自転車のタイヤは、規定の空気圧で空気を入れてある前提で設計されています。最低限の空気圧がないと、タイヤが潰されてしまい、タイヤの寿命を短くしてしまいます。
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車の場合は簡単にタイヤの交換ができますが、電動アシスト自転車の場合は、タイヤ交換が簡単にできる構造になっていないモデルもあるため、タイヤの寿命はなるべく伸ばしたいところです。