Eバイク・電動アシスト自転車の「アシストモード」って何?
Eバイク・電動アシスト自転車の「アシストモード」とは何でしょうか?大手メーカーごとのモードの違いや、アシストモードで走りやバッテリーにどう影響があるのかをまとめました。
公開日: 2021.2.16
大手各社のアシストモード
パナソニック
アシストモード | アシスト内容 |
---|---|
パワー | 最大値でアシスト |
オート | 負荷によって強弱 |
ロング(エコ) | 全体的に弱く |
ヤマハ
アシストモード | アシスト内容 |
---|---|
強モード | 常にパワフル |
標準モード | パワーと距離を両立 |
オートエコモードプラス | 節電して走行距離を伸ばす |
ブリジストン
ブリジストンは、アシストユニットを自社で製造していないため、ヤマハやパナソニックのユニットを装備しています。そのため、アシストモードはヤマハやパナソニックと同じものになります。
アシストモード | アシスト内容 |
---|---|
強モード | 常にパワフル |
標準モード | パワーと距離を両立 |
オートエコモードプラス | 節電して走行距離を伸ばす |
ミヤタ
ミヤタは車種によって搭載しているアシストユニットが異なるため、アシストモードもそれぞれ異なります。
最新の上位モデルでは、シマノのアシストユニット「STEPS」を採用しています。
アシストモード | アシスト内容 |
---|---|
HIGH | パワフルにアシスト |
NORMAL | 中程度のアシスト |
ECO | 強く踏むとアシストを弱くする |
アシストモードで何が変わる?
アシストモードで変わるのは「アシストパワー」と「走行距離」
Eバイク・電動アシスト自転車が電池(バッテリー)で動く以上、パワーと消費電力は比例します。ですので、モードごとの違いは「アシストパワー」と「走行距離」になります。
モードによってアシストしながら走行できる距離が30kmほど違う車種もあるため、「なるべく長くアシストしてほしい」という方にはエコモードがあると便利ですし、坂道が多い道を走るのであればパワーモードがあると便利です。
アシストモードの詳細な違いはメーカーによって異なる
アシストモードの違いは、メーカーや車種によって異なります。車種によって車重も異なりますし、シティサイクルタイプとeロードやeMTBといったスポーツタイプではギア比も違います。ですので、各社のアシストモードごとの比較は困難です。
しかし、各社揃っているのは、
- バッテリー残量よりもアシストを強くする
- バランスをよくする
- 節電する
の3つのモードを搭載している点です。その意味では、細かな節電部分以外では大きな差はないでしょう。
アシストモードがないEバイクは?
一部のEバイク・電動アシスト自転車には、アシストモードを搭載していないモデルがあります。それらのモデルは総じてアシストモードがあるEバイク・電動アシスト自転車の「オートモード」と同等に設定されていると思われます。
アシストモードの切り替えができないため、
- 坂道でアシストを強くする
- 節電をして走行距離を伸ばす
ということはできませんが、街乗りで乗る分には特別問題はないでしょう。
Eバイク・電動アシスト自転車の「アシストモード」について見てきました。
実際にEバイク・電動アシスト自転車に乗っていても、普通に乗っている分にはエコモード以外のアシストの違いはわかりづらかったりするアシストモード。しかし、節電という意味ではアシストモードがあるととても便利です。
Eバイク・電動アシスト自転車を選ぶ際は、「アシストモード」の違いよりも有無で選ぶと良いかもしれませんね。