通販で買った電動アシスト自転車・eバイクの受け取り方法の違いを比較
通販で電動アシスト自転車・eバイクを買う場合は、受け取り方法が通常の商品と異なります。今回は、受け取り方法の種類とメリット・デメリット、違いを比較します。
公開日: 2024.11.5
受け取りは「店舗」か「配送」の二つ
通販で買った自転車は、大きく分けて「店舗受け取り」と「自宅への配送受け取り」の形式で受け取りをします。
どちらの方法を取るかで、受け取るまでの時間や走り出すまでの手間が異なるため、メリット・デメリットを理解した上で、最適な方を選びましょう。
受け取り方法 | 受け取り場所 | 組み立て・整備 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
店舗受け取り | 店舗 | 店舗が実施済み | 質問や保険の加入もできる | 店舗まで行く手間がある |
完全組み立て陸送 | 自宅 | 店舗が実施済み | 自宅まで待っているだけで楽 | 届くまでが長い |
完全組み立て宅配 | 自宅 | メーカーが実施済み | 普通の宅配便でいつでも受け取りできる | 自転車の種類が限定される |
部分組み立て配送 | 自宅 | 自身で行う | 普通の宅配便でいつでも受け取りできる | 組み立て工程がある |
比較する際にポイントとなるのは、
- 受け取る場所
- 組み立ての整備状況
- 届くまでの時間
という3つがポイントです。
特に重要なのが自転車の整備状況。自転車がメーカーから自転屋に納品される際は、店頭に置いてある「いつでも走れる状態(「完全組み立て」と呼ばれます)」ではなく、分解された「部分組み立て」状態で届きます。
店頭の自転車は、自転車屋さんが組み立て・整備をした上で置いているのですが、「完全組み立て」か「部分組み立て」かは、通販の場合は配送方法や製品、店舗ごとに違いが出てきます。
また、通販で自転車を買う場合は「買ったその場で乗って帰る」は基本できないので覚えておきましょう。
店舗受け取りの場合
店舗受け取りは、店舗に行って整備された車体を受け取り、そのまま自転車で自宅まで帰ってくる形式。
店舗まで行く手間と帰ってくる手間がありますが、確実に自転車屋さんで整備をしたものが乗れるというメリットがあります。また、操作方法などもその場で教えてもらうことができます。
受け取りまでのリードタイムは、店舗での組み立て・整備の空き状況や、店舗までの配送リードタイムによって異なりますが、最短で数日で受け取り可能になります。
配送受け取りの場合
自宅受け取りの場合は、自宅まで自転車が届くので「待っているだけで良い」というメリットがありますが、発送形態ごとに自転車が届く「状態」が異なる点が注意ポイントです。
自宅への配送でも「走れる状態で届く」と思いがちですが、実は自転車の場合は複数の配送形態があります。
- 完全組み立て陸送(乗れる状態で専用トラックで配送)
- 完全組み立て宅配(乗れる状態を折りたたんで宅配便で配送)
- 部分組み立て配送(自分で最終組み立てをする)
それぞれの違いを見ていきましょう。
完全組み立て陸送
大手メーカーの自転車通販サイトは、ほとんどが(1)の完全組み立て配送です。
この場合、店舗や倉庫で有資格整備士が組み立て・整備を行なった上で、専用トラックに乗せて配送します。軽トラックの荷台にバイクを乗せて輸送しているのは道路で見たことがあるかもしれませんが、あのイメージです。
家の前までトラックで運んでくれるので、受け取ったらすぐに乗ることができます。
デメリットは送料が高いことですが、電動アシスト自転車の場合は、送料無料のケースがほとんどです。
また、陸送は専用便になるため配送時間に自宅で待機が必要で、かつ便数が限られているため、すぐに受け取りができないというのもデメリットでしょう。
完全組み立て宅配
一部の折りたたみ式eバイクなどでは(2)の完全組み立て宅配というケースもあります。
折り畳み自転車の場合、そのまま段ボールに梱包できるため、大きめのダンボールで一般的な宅配便で届きます。届いたら箱から出して、バッテリーなどの備品を取り付けてから乗るイメージ。
陸送よりは手間がかかりますが、送料が安いというメリットがあります。また、配送までのリードタイムが短く、最短で翌日に届きます。
部分組み立て配送
注意したいのがの「部分組み立て配送」のケース。
この場合は、ホイール、ハンドル、サドルなどの一部パーツが組み立てられていない状態で段ボールに詰められて届きます。未完成品なので、自分で組み立てる必要があります。
基本的には専門知識がなくても説明書を読めば組み立てできるケースが多いですが、自身での素人整備になる点に注意が必要です。
メリットは送料が安いこと、そして配送までが早い点でしょう。ただ、一部店舗は「営業所留め」というケースもあるので、購入時に注意しましょう。
自分に合った方法を選ぼう
電動アシスト自転車・eバイクを通販で買う場合、一般的な商品と受け取り方法が違うことを見てきました。
どの方法が良いかは、
- 受け取る際の手間
- 自転車の整備状況
- 受け取るまで時間
をメインに決めると良いでしょう。
高い買い物ですし、簡単に廃棄もできないので、じっくりと比較してから購入するようにしましょう。