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電動アシスト自転車

ロードバイクと電動アシスト自転車・Eバイクはどっちが良い?

楽に走ることが出来るという点で共通するロードバイクと電動アシスト自転車・Eバイク。今回は、それぞれの良いポイントからどちらが良いのかを検証します。

公開日: 2021.8.17

ロードバイクの方が良いポイント

体力に自信があるなら圧倒的に楽

ロードバイクは、いかに少ない労力で、遠くまで速く走ることを追求した自転車です。世の中の自転車の中でも、この点に関していえば、ロードバイクはベストな自転車と言えます。

ロードバイクは、上位グレードであれば重量が7kg台前半と超軽量なので、同じ自転車とは思えないくらい漕ぎ出しが軽く、時速20km以上の速度維持もとても楽です。

一方で、ロードバイクの場合は、全て自分の力で漕がなくてはならないので、いかにロードバイクが省エネでも体力がない方には不向きです。また、しっかりとしたフォームやペダリングを習得するにも、ある程度の練習が必要となります。

体力があって運動も兼ねて使いたいというのであれば、ロードバイクは電動アシスト自転車・Eバイクよりも良い選択肢と言えます。

体力が続く限り遠くまで走ることができる

ロードバイクに乗る方は、一日で100km以上、訓練した人なら200km以上走行することもあるくらい、長距離を走ることができる自転車です。

一方で、電動アシスト自転車・Eバイクは、バッテリー大容量モデルでも走行距離は100kmほどが限界。アシストが切れた電動アシスト自転車・Eバイクは「ただの重い自転車」ですので、100km以上の長距離ライドには不向きです。

一方でロードバイクはバッテリーがなく自分の体力が続く限り走ることができます。例えば、平均時速20kmで走り続ければ、5時間で100km、10時間で200kmを走ることも可能です。

カスタマイズがしやすい

ロードバイクは、レースの最中でも簡単にパーツ交換や修理ができるように設計されているため、簡単いパーツのカスタマイズができます。

ロードバイク向けのカスタムは、ライドに関連することから、見た目やカラーリングのカスタマイズまで幅広く、そのためのパーツも揃っているため、自分だけのロードバイクをカスタムするという楽しみもできます。

整備や組み立てに慣れている人は、拘りのパーツをバラバラで揃えてロードバイクを組み上げる「バラ完」という楽しみ方もあります。

この辺りは、いじるところが少ない電動アシスト自転車・Eバイクにはない魅力です。

寿命が長い

ロードバイクはバッテリーなどの電動部分がほとんどないため、しっかりと管理・整備をすれば、10年・20年と使い続けることができます。適切なパーツ交換をしていれば、走行性能が落ちることもありません。

一方で、電動アシスト自転車・Eバイクにはバッテリーの寿命があるため、10年・20年と同じ性能を維持することは不可能です。

電動アシスト自転車のバッテリーの寿命はどれくらい?

数年であれば、交換バッテリーを用意すれば走行性能を維持できますが、メーカーが交換バッテリーを販売しなくなったら、廃棄するしか道がなくなってしまいます。

電動アシスト自転車・Eバイクの方が良いポイント

気軽に乗ることが出来る

ロードバイクはスポーツ自転車なので、広がる服を着ていると乗ることができませんし、しっかり乗るとなると汗対策が出来るウェアを用意したり、修理キットを用意したりと、意外としっかりと準備が必要です。

一方で、電動アシスト自転車・Eバイクはスポーツタイプだけでなく、ミニベロタイプやシティサイクルタイプなど、楽に乗ることが出来るモデルがたくさんラインアップされているので、気軽さでは圧倒的に電動アシスト自転車・Eバイクの方が上です。

体力がなくても遠くまで走ることができる

電動アシスト自転車・Eバイクの一番のメリットは、ロードバイクの真逆で「体力がなくても遠くまで走ることができる」点です。

そのため、力の弱い女性や、高齢者の方には電動アシスト自転車・Eバイクは最適な自転車と言えます。

最近の電動アシスト自転車・Eバイクは、エコモードでのアシスト走行距離が100kmほどのモデルが多いため、片道50kmのルートなら、全く疲れないわけではないですが、体力がなくても意外と軽々と走破できます。

これがロードバイクとなると、それなりにトレーニングを積まないと100km走破はできません。

坂道でもあまり疲れない

重力に人力で逆らう自転車では、山道など坂道を走るルートは、体力が必要な辛い道の一つです。

しかし、電動アシスト自転車・Eバイクでは低速で一番アシストが効くので、速度が出ない坂道では電動アシストの恩恵を受けることができます。

もちろん、電動アシスト自転車・Eバイクはフル電動ではないので、坂道であっても自転車を漕ぐことには変わらないのですが、これまで避けていた坂道ルートもスイスイ走ることができるとなると、サイクリングや買い物での移動の幅がグッと増えます。

重い荷物を乗せて走ることができる

重い荷物、もしくは小さな子供を乗せて走る場合は、かなり体力がないと自転車を前に進めるのも一苦労。しかし、電動アシスト自転車・Eバイクであればアシストが効くので、子供を二人乗せても、重い荷物を載せても、軽々走ることができます。

シティサイクル型や子供乗せ型の電動アシスト自転車であれば、荷台を載せるためのキャリアがあるので、大きめのキャリアを載せれば、30Lほどの荷物を楽々運ぶことができます。

使い方やスタイルでどちらかを選ぼう

ロードバイクが良いのか、電動アシスト自転車・Eバイクが良いのかは、乗る人の使い方やスタイルで変わってきます。

同じ通勤・通学でも、「なるべく汗をかきたくない」のであれば電動アシスト自転車・Eバイクが良いですし、「汗をかいても良いから、遠くの勤務地まで自転車で行きたい」というのであれば、ロードバイクの方が最適です。

ロードバイクと電動アシスト自転車・Eバイクはどっちが良いのか?と考えると、どうしても走りの楽さや見た目を重要視してしまいますが、それはどういった使い方するかで変わってきます。

ロードバイクと電動アシスト自転車・Eバイクはストロングポイントがそれぞれ違いますので、今回見てきた良いポイントを考慮した上で、自分の使い方、スタイルに合った方を選ぶようにしましょう。