Eバイクを選ぶときにチェックしたいポイント7選
ここ数年で種類もグッと増えてきて選びがいが出てきたEバイク。今回は、自転車と同じようでちょっと違う、Eバイクを選ぶときにチェックしたいポイントを7つピックアップしました。
公開日: 2021.7.19
デザイン
まずは何と言ってもデザイン。決して安くはないEバイクですから、自分の好きなデザインやカラーのEバイクを選んで、愛着を持って長い間相棒になってもらいましょう。
かつてはシティサイクルタイプの電動アシスト自転車しかなかったEバイクも、最近ではロードバイクタイプからミニベロタイプ、スクーターっぽいデザインのものまで幅広いEバイクが発売されています。
タイヤサイズ
自転車においては走行性能に一番影響するのは「回転パーツ」と言われています。
Eバイクで言うと、
- 前後ホイール(タイヤ)
- クランク
が主な回転パーツです。中でも走りに影響する音がタイヤサイズです。タイヤサイズが小さいとクランクを1回転させた時に進む距離も変わってきます。
例えば、電動アシスト自転車で多い20インチサイズだと、タイヤの周長(タイヤが一回転で進む距離)は1,515mm。一方で、ロードバイクタイプのEバイクなどで採用されている700x28Cのタイヤの場合は、2,136mm。およそ60cmも違います。
1回転だけだと違いは少ないですが、距離が長くなるほど必要になる回転数の差が広がってくるので、10km以上の長い距離を走るのであれば、タイヤサイズが大きい方が快適になります。
アシスト走行距離
Eバイクはバッテリーを動力源としているので、バッテリーの残量がなくなればアシストは効かなくなります。その意味では、アシストできる距離が長いほど、快適に走れる距離も長いと言うことになります。
Eバイクでは、エコモードで80kmほど走れるモデルが多いですが、アシスト走行距離が短いモデルもあるので、Eバイクで50kmを超えるようなロングライドをするような方は注意が必要です。
車体重量
Eバイクは、ドライブユニットやバッテリーなどを搭載するため、通常の自転車よりも車体重量が重くなる傾向にあります。
10kg台のEバイクであれば問題なく取り回しができますが、30kgを超えるようなEバイクになると取り回しには力が必要になります。
体力に自信がない方、もしくはEバイクを駐輪場ではなく室内で保管する予定の方は、車体を持ち上げるのが苦痛になるため、なるべく車体が軽いEバイクを選びましょう。
バッテリーの性能、充電しやすさ
走る頻度にもよりますが、頻繁に走る人ほど充電が必要になるのがEバイクです。
見た目をよくするために、充電バッテリーの取り外しが面倒な機構になっている(フレームの折り畳みが必要など)と、充電することが億劫になってしまうので、出来るだけ充電がしやすいEバイクを選ぶようにしましょう。
この辺りは、Eバイクの見た目にも影響してくるので、好みと使いやすさとのバランスを見て決めると良いでしょう。
ブレーキ性能
自転車はプロ選手になると時速70km以上も出せるほど、高速走行が可能な乗り物です。
中でもEバイクは、トレーニングを積んでいない普通の人でも比較的簡単に時速20kmくらいまで速度を出せるため、速度を制御する力(制動力)が重要になってきます。
自転車で制動をコントロールしているのはブレーキです。ブレーキの品質が低いと、速度が出ている時にしっかりと止まれなかったり、ブレーキをかけてから完全に止まるための距離(制動距離)が長くなったりして危険です。
制動力と言う観点では、Eバイク向けのブレーキとしてはディスクブレーキがベストです。
保安装備(ベル、ライト、リフレクター)
自転車で公道を走る際は、保安装備を取り付けることが道路交通法で義務付けられています。Eバイクも分類的には自転車ですので、自転車と同じ保安装備をつける必要があります。
Eバイクに必要な保安装備は、
- 前後ブレーキ
- 前ライト(前照灯)
- 後リフレクター(後部反射板)
- ベル(警音機)
の4つが必要です。
ブレーキのないEバイクはないでしょうから、注意すべきは「ライト」「リフレクター」「ベル」の3つです。これらがしっかり装備されているか、装備されていないなら後からつけることができるのかをチェックしましょう。