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Eバイク

どこを見ればいい?Eバイクの選び方

ママチャリタイプやミニベロタイプ、スポーツタイプなど種類が増えてきているEバイク。今回は、Eバイクを買う時にどんなことをチェックして選べばいいのかをまとめました。

公開日: 2021.2.1

法規制があるため、日本市場ではEバイクの違いが少ない

日本では、公道を走れる電動自転車は全て電動アシスト自転車です。それ以外は原付扱いになります。そのため、日本はEバイクの性能差を出しづらいマーケットになっています。

どのメーカーのEバイクを買ったとしても、道交法で制限されている以上、Eバイクに搭載されている電動アシストユニットのアシストパワーは一緒です。メーカーが違うからといって、アシストパワーが強くなることはありません。

Eバイクを選ぶときのポイント

車体重量

同じアシストパワーなのであれば、車体が軽い方がEバイクの最高アシスト時速である24km/hまで早く到達することが可能です。また、坂道などアシストが強い速度域では、車体重量が軽い方が重力で後ろに引っ張られる力が少ないため、より少ない力で坂道を進むことが出来ます。

Eバイクの場合は、

  • 大容量バッテリー
  • モーター

という普通の自転車にはない重いパーツを積んでいるため、車体重量が20kg近いモデルがほとんどです。

大手スポーツ自転車メーカーから発売されているEバイクは、車体のパーツにロードバイクなどで使われる軽量パーツを採用することで、車体重量を15kg未満に抑えているモデルもあります。

例えば、UCIのトップチームに使用バイクを提供するトップメーカー・SPECIALIZEDのEバイク「CREO SL COMP CARBON」は、お値段は80万円もしますが、車体重量が13kgと、ちょっと重い電動なしクロスバイクくらいの重量です。

CREO SL COMP CARBON | SPECIALIZED

バッテリー性能

Eバイクは、バッテリーがなければ「ただの重い自転車」です。ですので、いかにバッテリーを長く使えるかが大きなポイントになります。

Eバイクでは「バッテリーを長く使える = バッテリー効率が良い」ということです。

バッテリー効率が良いEバイクとは、

  • 電動アシストをしている時間が短く済む
  • 低速でのアシストに必要なパワーが少ない

ということになります。

同じモーター・バッテリーでも、車体重量が軽ければそれだけアシストに必要なパワーが少なく済むので、航続距離が伸びます。電動効率が高ければ、少ない電力でアシストすることが可能になります。

ですので、

  • バッテリー容量が大きい
  • バッテリー航続距離が長い(効率が良い)

というのが、Eバイクを選ぶのが重要なポイントです。

Eバイク・電動アシスト自転車のバッテリーを長持ちさせる方法

バッテリーの劣化という観点で見ると、早く消耗するとバッテリーを頻繁に充電することになる(バッテリーの充放電サイクルが早くなる)ので、バッテリーが早くダメになってしまいます。

電動アシスト自転車のバッテリーの寿命はどれくらい?

変速ギアの段数

いかにアシストが効いているとはいっても、坂道でシングルギア(変速なし)だとペダルがかなり重くなります。ですので、Eバイクでも変速ギアの段数が多い方が、様々なシーンで快適に走行が可能になります。

自転車の変速には、「外装」「内装」の2種類がありますが、より細かな変速をしたいなら「外装」の6段以上がオススメです。

最近は、スポーツタイプのEバイクでは8段以上が多く、上位モデルなら10段変速のモデルも出てきています。

交換バッテリーの入手性

Eバイクはモーターをバッテリーで動かすので、バッテリーが使い物にならなくなればただの重い自転車です。ガソリンで動く自動車のエンジンと違うのは、バッテリーが消耗品であることです。

バッテリーは充電を繰り返すほど充電が出来なくなります。一般的なEバイクのバッテリーの充電可能回数は500回ほどと言われています。毎日充電すると1年半ほどで、週2回の充電でも5年ほどでバッテリーは死んでしまう計算です。

その意味では、バッテリーが死んでしまった時に交換品が手に入りやすいメーカーを選んだ方が、長くEバイクを使うことが出来ます。

無名メーカーのEバイクを購入すると、メーカーが販売しなかったり、メーカーが倒産してしまったら、バッテリーが入手できなくなって、ただの重い自転車になるリスクがあります。


Eバイクを選ぶ際にどこを見れば良いのかをまとめました。

日本ではママチャリの電動アシスト自転車がメインだったため、これまでは差別化が少なかったですが、スポーツEバイクの人気とともに、様々なラインアップが増えてきています。

Eバイクを選ぶ際の参考にしてみてください。