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電動アシスト自転車

徹底検証!電動アシスト自転車のサブスクはコスパが良いのか?

ここ数年で出てきた電動アシスト自転車のサブスクのコスパを徹底検証しました。新車を買うのと比べて本当に安いのかがわかります。

公開日: 2021.12.8

電動アシスト自転車サブスクのプランを検証してみよう

A社の場合

まずは、新車の電動アシスト自転車のサブスクサービスを展開しているA社のプランをチェックしてみます。A社は契約期間の長さで月額変わる仕組みで、最初は高いですが、契約し続けると安くなっていきます。

1年目2年目3年目
A¥3,980¥2,980¥980
B¥4,980¥3,980¥1,980
C¥5,980¥3,980¥2,980
D¥6,980¥4,980¥2,980
E¥7,980¥5,980¥2,980
F¥10,800¥6,800¥3,980
G¥18,800¥9,800¥4,980
H¥29,800¥15,800¥7,800

ちなみに、Aプランの場合はシティサイクルタイプの「パナソニック ビビSX」などが、Dプランの場合は子供乗せタイプの「パナソニック ギュットアニーズDX」がレンタルできるようです。

それぞれ、通販での最安値はパナソニック ビビSXが79,998円、パナソニック ギュットアニーズDXが129,800円です。

では、実際に1年、2年、3年とレンタルした場合のトータルコストをみてみましょう。

1年契約2年契約3年契約
A¥47,760¥83,520¥95,280
B¥59,760¥107,520¥131,280
C¥71,760¥119,520¥155,280
D¥83,760¥143,520¥179,280
E¥95,760¥167,520¥203,280
F¥129,600¥211,200¥258,960
G¥225,600¥343,200¥402,960
H¥357,600¥547,200¥640,800

Aプランだと、2年で新車が買えることがわかります。Dプランの場合は、なんと2年未満で新車が買える金額になります。

B社の場合

続いてB社の場合をみてみましょう。こちらは新車かどうかはわからず、「新車と新古車(発売から3年以内)」が混在しているそうです。一度レンタルされた電動アシスト自転車が回ってくる可能性は0ではないでしょう。

B社はA社と違って期間契約になるので、契約期間中に途中解約をすると違約金が発生します。

1年契約2年契約3年契約
エントリー¥2,347¥2,160¥1,990
スタンダード¥3,002¥2,754¥2,530
シティ¥3,428¥3,147¥2,890
スポーツ¥3,058¥2,808¥2,578
ハイスペックスポーツ¥3,465¥3,179¥2,919
子供乗せ(後)¥3,747¥3,432¥3,146
子供乗せ(前)¥3,839¥3,526¥3,237
子供乗せ(前後3人乗り)¥4,400¥4,125¥3,850
E-bike¥4,722¥4,320¥3,952

A社よりかはかなり安いプランになっています。エントリープランが「パナソニック ビビSX(新車実売:79,998円)」など、子供乗せ(前後3人乗り)プランが「パナソニック ギュットアニーズDX(新車実売:129,800円)」のようです。

実際に1年、2年、3年とレンタルした場合のトータルコストをみてみましょう。

1年契約2年契約3年契約
エントリー¥28,164¥51,840¥71,640
スタンダード¥36,024¥66,096¥91,080
シティ¥41,136¥75,528¥104,040
スポーツ¥36,696¥67,392¥92,808
ハイスペックスポーツ¥41,580¥76,296¥105,084
子供乗せ(後)¥44,964¥82,368¥113,256
子供乗せ(前)¥46,068¥84,624¥116,532
子供乗せ(前後3人乗り)¥52,800¥99,000¥138,600
E-bike¥56,664¥103,680¥142,272

A社よりかはコスパが良いですが、3年契約の2年6ヶ月くらいで新車を買う値段になるイメージです。1年契約だと2年で新車の値段に近くなります。

電動アシスト自転車・サブスクのコスパはどう?

ここまでみてきたとおり、電動アシスト自転車・サブスクは「概ね2年から2年半レンタルすると新車購入金額と同じくらいになる」ということがわかりました。

1年などの短期利用ならサブスクでもアリ

例えば、単身赴任などで1年などの短期間だけ使いたいという場合や、通学などで使うのが2年未満という場合は、サブスクはアリかもしれません。

ただ、1年くらいだったら、無理に電動アシスト自転車にしないで、普通のミニベロやシティサイクルで我慢して、不要になったら中古自転車屋さんに売りに出した方がコスパは高いでしょう。

2年以上ならサブスクよりも買った方が良い

一方で、電動アシスト自転車を2年以上使うのであれば、サブスクよりも買った方が良いでしょう。サブスクは2年から2年半くらいでトータルコストが新車の値段になるからです。

仮に2年で不要になるとしても、使って2年の新古車・電動アシスト自転車は下取りに出した時に定価の50%くらいで下取りできることがあるため、売る前提なら2年のトータルコストはサブスクの1年分くらいのコストで済んでしまいます。

また、電動アシスト自転車のサブスクサービスがいう「新車より30%安い」というのは、新車の定価に対してで、実際にはセールを狙えば電動アシスト自転車は定価の30%くらいでも買えます。

支払いを分割したいのであれば、分割金利0キャンペーンを使おう

もし、電動アシスト自転車を買いたいけれど、いきなり10万円などの大金は出したくないというのであれば、大手自転車屋さんがやってる分割金利0キャンペーンをうまく使いましょう。

分割金利0キャンペーンであれば金利は0円なので、新車で買って毎月数千円の支払いで済みます。ほぼほぼ、サブスクと一緒です。

例えば、10万円の電動アシスト自転車を12分割で買ったなら毎月8,333円、24分割で買ったなら4,166円ほどです。サブスクサービスの月額費用とほぼ同じということがわかりますね。


電動アシスト自転車のサブスクのコスパを検証してみました。

電動アシスト自転車でサブスクというのは面白いアイデアだと思うんですが、まだまだビジネスとしてスタートしたばかりのためか、各社しっかりリスク回避ができるプランになっているようで、少し面白みがかけますね。

サブスクが定着して、月額900円とか月額500円とかのサービスが出てきたら一気に盛り上がりそうだなと思いました。