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これだけは覚えておきたい!Eバイク・電動アシスト自転車のパーツまとめ

Eバイク・電動アシスト自転車を比較する時に知っておきたいのがパーツの名称と役割です。今回は、Eバイク・電動アシスト自転車独自のパーツ、Eバイク・電動アシスト自転車を選ぶ際にチェックしたいパーツをまとめました。

公開日: 2021.7.13

Eバイク・電動アシスト自転車独自のパーツ

ドライブユニット

Eバイク・電動アシスト自転車のドライブユニット

ドライブユニットは、バッテリーで動くモーター、ペダルに連動するギヤ、アシスト比を自動制御するためのパーツを一体化したユニットのことを指します。

ドライブユニットは、電動アシスト自転車ではヤマハ、パナソニックなど電動アシスト自転車メーカー独自のユニットが多いですが、スポーツ系のEバイクだとシマノ、ボッシュなどドライブユニットを採用することが多くなります。

バッテリー

Eバイク・電動アシスト自転車のバッテリー

ドライブユニットに電力を供給するのがバッテリーです。基本的にはバッテリーとドライブユニットは1:1になっているため、バッテリーは純正品以外は使えません。

Eバイク・電動アシスト自転車向けのバッテリーはパナソニック、サムスンなどの大手バッテリーメーカーのものであれば違いがあまりないと言われますが、逆に、中華Eバイクなどのメーカー不明バッテリーだと寿命が短いこともあります。

バッテリー容量はそのまま「アシストできる時間」になるため、ライドスタイルによってはバッテリー容量の大きい車種を選ぶと良いでしょう。

Eバイク・電動アシスト自転車を買うならバッテリー容量と最大走行距離をチェックしよう

SPECIALIZEDのEバイクではバッテリーがフレームと一体化している

また、最近では見た目を重視してバッテリーをフレーム内部に内蔵するモデルも販売されているため、バッテリーのサイズや収納方法がそのままEバイク・電動アシスト自転車のスタイルに直結するようになっています。

コントロールスイッチ・パネル

Eバイク・電動アシスト自転車のコントロールスイッチ・パネル

アシストのオンオフから、アシストモードの切り替えやライトのオンオフなど、Eバイク・電動アシスト自転車の電気部品をトータルコントロールするのがコントロールスイッチ・パネルです。

ベーシックなモデルでは、

  1. アシストオン・オフ
  2. バッテリー残量
  3. アシストモード
  4. ライトのオン・オフ

のスイッチボタンのみが搭載されています。

上位モデルではコントロールスイッチが液晶パネルになっていて、現在のアシストモードやバッテリー残量だけでなく、現在のスピードを表示も可能。eMTBなどのスポーツタイプのEバイクではコントロールパネルでケイデンスを表示する機能があるモデルもあります。

回生ブレーキ

Eバイク・電動アシスト自転車の回生ブレーキ

最新の電動アシスト自転車で採用されるようになったのがこの「回生ブレーキ」。

坂道などで「漕がないでも進む状況」でブレーキとして発電機を使うことで、速度を落としつつ電動アシスト自転車のバッテリーにを走行中に充電してしまおうというものです。

Eバイク・電動アシスト自転車の「回生ブレーキ」って何?

回生ブレーキ搭載車の場合、バッテリーを走行中に充電することが可能なので、アシスト走行距離が長くなり、コンセントに繋いだ充電回数が減るのが最大のメリットです。

電子施錠システム

一部のEバイクで搭載されているのが、スマホなどを使った電子施錠システム。オランダ・アムステルダム発ハイテク自転車メーカーのVanMoof(バンムーフ)などが有名です。

電子施錠システムは、スマホでタッチすると自動的に施錠したり、フレームのセンサーをタッチして解錠する手軽さもメリットの一つですが、最大のメリットは「盗難しづらくなること」です。

Eバイク・電動アシスト自転車は値段が高いので盗難の対象になりやすいですが、電子施錠システムが搭載されている車種であれば、仮に盗んでも本人のスマホがないと解錠ができないので、防犯効果は高くなります。

もちろん、いかに電子施錠システムがあっても、トラックなどで車体ごと運ばれてしまえば意味がないので、きちんと駐輪場でラックにチェーンロックするなど二重の対策は必要です。

自転車と共通のパーツ

Eバイク・電動アシスト自転車と言ってもベースは自転車ですので、ほとんどのパーツは自転車と共通です。

ここでは、Eバイク・電動アシスト自転車を選ぶときに注目したい自転車パーツをご紹介します。

ディスクブレーキ

Eバイク・電動アシスト自転車の回生ブレーキ

ドライブユニットやバッテリーを搭載しているため車重が重く、アシストパワーによって高い推進力があるEバイク・電動アシスト自転車は、eロード、eMTBなどのスポーツEバイクを中心に、制動力の高いディスクブレーキが採用されています。

ディスクブレーキは、一般的なリムブレーキ、ドラムブレーキよりも、キュッと止まれる制動力が最大の特徴。しかも、雨でも高い制動力を維持できるため、雨の日でも安心して走れます。

通常のリムブレーキやドラムブレーキでも問題はありませんが、坂道などスピードを出すシーンがあるのであれば、できれば前後でディスクブレーキを採用しているモデルを選びたいところです。

オートライト

最近ではシティサイクルでもオートライトが一般的になっていますが、一部の電動アシスト自転車でもオートライトが搭載されています。

シティサイクルのオートライトは前輪のハブダイナモによる発電発光がメインですが、電動アシスト自転車のオートライトはバッテリーから電力を取るので、漕がない時でも発光できます。

ギア

Eバイク・電動アシスト自転車の外装式ギア

自転車のペダルの重さ・速さの調整をするのがギアです。自転車のギアには「内装式」「外装式」がありますが、電動アシスト自転車では内装式が多く、eロードやeMTBなどのスポーツ車に近づくほど外装式が採用されます。

Eバイク・電動アシスト自転車は内装ギア・外装ギアどっちがいい?

ギアは変速段数が多いほど、ペダルの重さ・スピードを細かくチェンジすることができるため、坂道を多く走る人は外装式の方が走りの快適さが上がります。